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2024年3月号

バックナンバー
編集長: 木村蒹葭堂(大坂)

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【特集】大河ドラマ「光る君へ」関連 ・ 初出: 2024年3月

『光る君へ』脇役たちのモデル探し、ファンの間で盛り上がる

大河『光る君へ』、脇を固める人物のモデル探しがファンの間で盛り上がっているらしい。散楽一座の直秀、蔵人所の俊古、それぞれの元ネタが解説されている。

大河ドラマ『光る君へ』、放送が進むにつれて、脇を固める人物たちの「モデル探し」がファンの間で盛り上がっているそうな。JBpressの記事によれば、散楽一座の直秀のモデルの一人とされるのが藤原保輔という人物で、記録に残る素性がなかなか物騒であるらしい。ドラマの軽妙な人物像とはまた違う、史実の複雑さが垣間見える話や。 Japaaanの記事では、蔵人所でちょくちょく見かける「俊古」なる人物のモデルが橘俊済(橘俊古)であると紹介されていた。主要人物でなくとも、こうして一人ひとりの元ネタを掘っていく作業は、大河ファンの探究心の賜物というべきやろう。ドラマの脚本というのは、こういう脇の実在人物を土台に肉付けして作られていくものなんやなあ、と改めて感心する。 サライ.jpの記事によれば、詮子・定子・一条天皇をめぐる「嫁と姑のバトル」がいよいよ本格化し、道長の出世問題にも影響を及ぼしそうな展開になってきているという。カドブンの「王朝辞典」コーナーでは、藤原道綱母(兼家の妻の一人)が取り上げられており、脇役に見える人物ほど実は物語の奥行きを支えているのだと改めて感じさせられる。 こうして周辺人物まで丁寧に掘り下げられるあたり、平安貴族社会というのは意外と「群像劇」向きの舞台やったんやなあ、と見直す機会にもなっとる。主役だけでなく脇の面々にまで目が行き届く大河、なかなかの懐の深さやと言うておきたい。

#光る君へ#藤原保輔#橘俊古#大河ドラマ#藤原道綱母
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【特集】新選組の歴史と人物 ・ 初出: 2024年3月

新選組、組長10人の終焉を辿る記事と新作ドラマ情報が同時に飛び込んできた

新選組の組長10人がどのような最期を迎えたかを振り返る記事と、幕末を舞台にした新作ドラマ「君とゆきて咲く」の情報が、同時に飛び込んできた。

新選組といえば近藤勇・土方歳三ばかりが語られがちやが、Japaaanの記事は、その下で組を支えた10人の組長たちの終焉を辿るという、なかなか渋い企画である。幕末の志士たちを震え上がらせたと評される新選組も、内部では粛清や離反が相次ぎ、組長たちの多くが非業の死を遂げたと知ると、勝ち組の物語だけでは済まされない厳しさが伝わってくる。 時を同じくして、ナタリーの記事では新選組の青春時代を描く新作ドラマ「君とゆきて咲く~新選組青春録~」の情報が出ていた。組織の内側の粛清劇まで史実として広く知られている一方で、ドラマではもっと若く未完成な、青春の一時期としての新選組を描こうという趣向のようや。 同じ新選組という題材でも、史実の厳しい顛末を辿る記事と、青春群像として再構成するドラマとでは、まるで違う顔を見せる。どちらも新選組という組織が持つ多面性を物語っており、そのぶん語り口の選び方次第で印象がまるで変わってくるというのは、歴史を扱う難しさでもあり、面白さでもあるんやろう。 組長という肩書きは、上に立つぶん組織の内情にも通じている立場でもある。粛清の対象になった者、生き延びて明治まで名を残した者、両方の顛末を並べて見ることで初めて、新選組という集団の輪郭がくっきり浮かび上がってくる。ドラマで描かれる青春の先に、こういう史実が待っていることも、頭の片隅に置いておきたいところや。

#新選組#浪士隊#幕末#君とゆきて咲く
かわら版
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歴史かわら版 ・ 2024年03月

【日本橋高島屋】上村家三代の作品50余点を展示 「文化勲章 三代の系譜 上村松園・松篁・淳之」2024年4月17日(水)から5月6日(月・休)まで開催

日本橋高島屋で上村松園・松篁・淳之という三代の画業をまとめて見せる展覧会が開催されるという告知。親子三代で画業を継いだという、それ自体がひとつの物語や。

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歴史かわら版 ・ 2024年03月

[モノ語り文化遺産] ヴォーリズ建築 広島キリスト教社会館 広島市西区

広島にヴォーリズ建築の社会館が今も残っているという紹介。外国人建築家の仕事が地方都市にひっそり息づいているのを見つけると、なんとも得した気分になる。

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歴史かわら版 ・ 2024年03月

迫力満点! 「シュライヒ」恐竜フィギュアにアロサウルスなど4体登場!

アロサウルスなど4体が新登場という、シュライヒ恐竜フィギュアの続報。先月のニュースと合わせて、今年はどうも恐竜フィギュア業界が賑わっとるようや。

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歴史かわら版 ・ 2024年03月

寺宝の大涅槃図、ししゅう作品のごとく 中津・浄安寺で公開

中津の浄安寺で寺宝の大涅槃図が公開されているとのこと。ししゅう作品のように緻密な描き込みという評で、寺の秘蔵品というのはやはり一見の価値がありそうや。

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歴史かわら版 ・ 2024年03月

【茨城県旧伊奈町(つくばみらい市)】江戸時代の探検家、間宮林蔵について知る

樺太を探検し「間宮海峡」に名を残した江戸時代の探検家、間宮林蔵にまつわる地域史の紹介。北方探検というだけでロマンをそそられる人物や。

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歴史かわら版 ・ 2024年03月

近世柳川の基礎を築いた筑後国主・田中吉政 八女の劇団が自作劇 広川町で30、31日 /福岡

筑後国主・田中吉政の功績を、地元劇団が自作劇にして上演するという地域密着の企画。地元の歴史を演劇で伝え直すというのは、なかなかいい取り組みやと思う。

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歴史かわら版 ・ 2024年03月

高僧・行基の功績 有馬を復興、伊丹開墾も 有馬温泉つうしん

奈良時代の高僧・行基が有馬温泉の復興や伊丹の開墾にも関わっていたという紹介。寺を建てるだけでなく土木事業にまで手を広げていたというのは、なかなかの行動派や。

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歴史かわら版 ・ 2024年03月

『画家ボナール ピエールとマルト』「横浜フランス映画祭2024」舞台挨拶

横浜フランス映画祭2024で『画家ボナール ピエールとマルト』の舞台挨拶があったとのこと。この映画、のちに本国での劇場公開でも改めて話題になった一本や。

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弥生の風に梅の香りが漂い、草木が芽吹く時候となりました。今号は大河ドラマ『光る君へ』で脚光を浴びる平安貴族たちのモデル探しをはじめ、幕末京都を駆け抜けた新選組の隊士たち、有馬温泉の復興や伊丹開墾に尽力した高僧・行基の足跡、さらには極寒の海峡を突き進んだ間宮林蔵の探検秘話まで、多彩な時代の息吹をお届けいたしました。千年前の雅びな宮廷の人間模様から、民のために汗を流した先人たちの土木事業に至るまで、古人の残した営みには尽きせぬ知恵と情熱が宿っております。花冷えの折、皆様どうぞ暖かくして歴史の思索をお楽しみください。(木村蒹葭堂)